◆モロモロ論

381.別格・ベック・Beck-kaku

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ジミ・ヘンドリックスが亡くなる半年ほど前、『Rolling Stone』誌に彼の長~~いインタビュー記事が。1970年のことだから、ちょうど40年前に読んだわけだが、今でも鮮明に覚えているコメントが2つある。ひとつは、「ボクやエリック・クラプトンがヤッテいることを理解したかったら、ボ・ディドリーを聴くべきだ」、そしてもうひとつは、「ボクなんて天才じゃあない。天才はジェフ・ベックただひとりだよ」。一番好きなギタリストと二番目に好きなギタリストの名前が登場した箇所だったんで、いまだにはっきりと記憶に残っているというわけで。
昨夜遅く、友人から電話が。「ベックがテレビに出ている!」。日本テレビ系『NEWS ZERO』なるニュース番組だった。今朝、同じく日本テレビ系『スッキリ!!』なる情報ワイドになにげなくチャンネルを合わせたら、そこでもベックが!下記事の『御柱祭生中継』に続き、“日テレさん、アリガトウ~!”ってえ気分。

どちらの番組でも、現在来日中のベックにそれぞれ別途に単独インタビュー。「世界三大ギタリストのひとり」なるいい加減カビ臭いフレーズを皮切りに、「地球上で一番凄いギタリスト」とか「世界中のギタリストからリスペクト」「神業的技巧の持ち主」「天才ギタリスト」、はては「ギターの神様」(誰かさんの“専売特許フレーズ”のハズだったんですが・・・)などなど、こそばゆいまでのフレーズをズラズラと。
ベックのことを全くご存知ない視聴者も少なくなかっただろうが、そうした方々の脳裏にさぞかしシッカリとジェフ・ベックの御名は刻まれたことでせう~。これだけ、イヤというほど美辞麗句並べて“ダメ押し”されれば・・・。40年後まで刻まれたままであるかどうかは分かりませんがね。

『スッキリ!!』を観ていて高笑いした場面が。ベック自身のクチから、「趣味は家庭菜園」と発せられたからだ。グッと身近な存在になったし、より一層贔屓する気に。クラプトンの趣味がフライフィッシングだと知った時と同様に。
そのベックの曲の中で最も好きな曲を挙げろと言われたら即座に挙げる曲は、『Definitely Maybe』。よろしかったら御視聴のほど。コチラをクリックのほど。
ベックのギタープレイというと、スリリング、ファンキー、エキセントリック、トリッキー、ソリッドなんてえ形容をいくつか重ねたうえで飾られるのがほとんどだが、彼の真骨頂は、この演奏のように実にメロウで官能的なプレイもたやすくできるという点にこそある!とワタシは断じている。しかしまあ、この演奏、聴くたびにゾクゾクときちまう。ゾクゾクきすぎて、どうも風邪をひいたようで、現在、微熱アリ。

この曲が収められているアルバムは『Jeff Beck Groupe』、通称、「オレンジ・アルバム」(※ジャケット上部にオレンジの写真があるため)なる盤。1972年の発売。[「名盤」との誉れが高いそうだが、さようなことには委細関係なく、擦り切れんばかりに聴きこんだ。当該曲の部分など実際に擦り切れた(みたいだ)が、もう1曲、それに近いほどに聴きこんだ曲が同アルバムに。コチラをクリックのほど。メロウはmellowでも“明るいメロウ”。邦題は『帰らぬ愛』。フェイドアウト寸前のトリッキー&ファンキーな音色は、“まさにベック!別格ベック!”。
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今年3月にリリースされた新アルバム『Emotion & Commotion』。オリコンチャート初登場第1位獲得!(洋楽部門)だそうで。かような華やかな“記録”はベックには似合わんなとばかり、なんとなく苦笑しちまうのだが、オリコンさん曰く、「65歳で第一位獲得は史上最年長記録更新!」だそうで。それまでの記録は、吉田拓郎サンの60歳だったそうな。
しっかしまあ、65歳(※あと2ヶ月後に66歳)にはとても思えん。“老後の楽しみは家庭菜園――”なる(ワタシのような)凡庸な感覚など微塵も感じられん。

くだんの「三大ギタリスト」は、兄弟にたとえられることがしばしば。長男がクラプトン、次男がベック、そして三男(坊)がジミー・ペイジ。ヤードバーズのギタリスト就任順という事実以上に、イメージ面での影響もあってのことだが、実際の年齢は全く逆である。
現在の三人は――というと、「御大」というべき貫禄のクラプトン、「引退」したも同然のペイジ、そして、「絶対」の存在としてのベック・・・てなカンジか。ワタシにとって、“Jeff Beck”は、その絶対性という境界線に囲まれた「別区画」におわす存在なんで。生まれ変わったら、マジメにギターを弾こう~!改めて自分に言い聞かせる我がいる。オシマイ。4月15日11時40分校了――
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Tracked from 家庭菜園を週たった10分.. at 2010-04-15 09:11
タイトル : 家庭菜園を週たった10分で成功させる方法 !
家庭菜園で素人にも簡単においしい野菜を作ることができるんです!それも週にたった10分●●するだけです。 家庭菜園で体に優しい有機野菜を育ててみませんか! ... more
Commented by ならおう at 2010-04-15 18:33 x
テレビは運ですね。そのうちyoutubeにて閲覧できるかもしれませんのでそれを期待しています。
この記事を見る前にiPodでベックがかかっていたのでいいかんじです。
Commented by s_masuzawa at 2010-04-15 20:56
>ならおうさん
インタビュー自体、たいしたモンじゃあありませんでした。2つの番組ともにです。
腫れ物に触るがごとき様相。「ニュースZERO」のインタビュアーは若い女性アナ。
ベックのファンでも理解者でもないのが一目瞭然。そんな手合いに期待など・・・で。
「世界的なギタリストなんで」とか「凄い方なのにとってもフレンドリーでした!」というのが精一杯。
そもそも、世界的な有名人が相手だと、バカみたいに卑屈になってインタビューするのが日本の(バカ)マスコミ。
テレビ局などその際たる(&最たる)ものです。その反動でしょう、社会的弱者や犯罪者(&家族)、さらには新参のお笑い系芸人には極めて冷淡。
分かりやすいといえば分かりやすいんですがね。
民主党よ!仕分け対象に民放各局を加えろ!と。
“聖域”を自ら掲げ続けてきた既得権益絶対型特殊法人ですからね、紛れもなく。
早くツブれることを祈念しとります。
Commented by NAMI at 2010-04-16 13:35 x
こんにちは、増沢さん。
『Definitely Maybe』はとても良い曲ですね!ベックさんのギターの音が優しく感じて、ちょっと哀しい雰囲気もありうっとり聞きほれてしまいました。
騒々しいロック音楽は駄目なのですが(笑)、これでしたらお気に入りになりますね。何回も聞いております。
母が増沢さんのギターと歌もまた聞きたいと申しております。私は一度でいいですから聞きたいものです!
「臨場」の主人公の刑事さんはやはり似ていますよ!叔父も叔母も言っておりました。追記でした(笑)。
風邪は大丈夫ですか?寒いですものね。真冬に戻ってしまい、桜が可愛そうでした。
Commented by s_masuzawa at 2010-04-16 20:32
>NAMIどの
ただいま。寒いな~、外も内も。お彼岸過ぎたら絶対に“暖房”は使わんと大見得きってるワタシ・・・(羽毛入り)ベンチコートまとってるぜ、家ん中で。なにせ、吐く息が白いからな。
桜以上にカワイソウなマスザワさんデシタ。ハハ!
曲が気に入ったようで、なによりで。たぶん、“刷り込み効果”だな。
詳細に関してはいずれまた。
ワタシのギターと歌かあ~。“誰かさん”の結婚披露宴なら、決死の覚悟でイッパツ!
違う“誰かさん”のメデタイ宴で、ヤッタけどな、そういえば。むろん、貴方が御生誕なさる前だ。
一曲目は大拍手、アンコールに応えて、“♪~別れの朝~ふたりは~♪”ってヤッテ、大顰蹙買った覚えが・・・ワハハハハ!
なお、「臨場」の主人公は「刑事」ではありませぬ。「(刑事部鑑識課)検視官」。階級は「警部」。
あんなにぶっきらぼうじゃあないぜ、“誰かさん”はな。
Commented by Akasaka at 2010-04-16 20:43 x
Jeff Beckが65歳とはおっそろしい話です。岡部まりが50歳というの同じぐらい。拙者の親友が付き合っている頃は、あどけなさと魔性が同居しているような顔してたのに。選挙に出るって写真見たら••••

Queenのブライアン・メイにも友人が日本でのDVDかの件で通訳として彼のうちを訪ねたら、彼の自家製の野菜を食わされたと言っていました。達観すると家庭菜園なんでしょうか。拙者は車椅子に乗る年になってもロシアンパブ巡りをしたいものです。(いまラトビアの気に入っているカタギの子がいます)

アイスランドの火山噴火でUKの空港は全閉鎖。「前回1821年12月の大噴火の後は1年以上にわたり噴火活動が続いた。」って言うんですから、長期化すればUKもEUもお陀仏でしょうね。地震やら噴火やら2012のカウントダウンなんでしょうか?
Commented by s_masuzawa at 2010-04-16 22:36
>Akasaka さん
ミック・ジャガーはベックよりひとつ上。四捨五入すれば「70歳」でっせ!
オソロシイ~ですねえ。森光子(サン)はもっとオソロシイですがね、まだ“オンナ”やってるみたいですから。
岡部まりサンなる方、つい先日、初めて見知りました。小沢一郎(サン)と並んで記者会見。
“素敵なヒトだなあ~”が第一印象。
親友氏とお付き合いなすってたんですか。
“羨ましいなあ~”が率直な感想。
ベックは完全なベジタリアン。40年ぐらい前からです。英国のミュージシャンには少なくありません。ブライアン・メイがそうかどうかは知りませんが。
英国は「ガーデニング」の国です。家庭菜園もその範疇に。
日本で家庭菜園が流行りだしたのも、ガーデニング・ブームと軌を一に。農業色が前面に出ていたら(それ以前はそうでした)、かくも流行ることはなかったでしょう。
バルト三国の女性は、貴殿好みのタイプが多いんでは?と。
“海のアマゾネス”というべきバイキングの“末裔”遺伝子がシッカリと残っていそうですからね。
(続きます)
Commented by s_masuzawa at 2010-04-16 23:02
>>Akasaka さん(続きです)
アイルランド火山噴火の深刻なる影響は連日コチラでも報じられています。
たった今も、テレ朝『報道ステーション』でも詳しく。ヒースロー空港からの生中継では、空港再開が半日以上延びるとか。
1821年の大噴火は2年間にわたって続いたと報じてました。
今回もそうなると・・・リーマン・ショックどころではなくなるかもしれません。
海運関連の株は上がるでしょうがね。
2012年の超ど級的カタストロフィは、“Super Volcano(超火山)”の大噴火によるものだそうで。
この超火山大噴火の周期は7万4千年。とっくのとうに過ぎてるそうです、今世紀は。
ほとんど知られていませんが、ここ十数年、海底火山の活動が異常なまでに活発化。
最近の大地震も海底部で起きるケースが圧倒的に多い。
さすがに、ヤバそうですね。
上海万博ごときに浮かれてる場合じゃあありません、どっかのバカ国。
テーマソングはパクりにパクって大騒動。バカですねえ~、ホンマ。
Commented by starbucks at 2010-04-18 10:35 x
クラプトン、ベック、ペイジを「三大ギタリスト」とするのは日本だけと聞きましたし、wikiもそれに近い記載になっています。「現代の三大ギタリスト」もあるんですね。3人とも知りませんでした。イエローストーンが、“Super Volcano(超火山)”だったことも知らなかった・・・。釣りどころではないですね。
Commented by s_masuzawa at 2010-04-19 08:08
>starbucks さん
日本だけじゃあありませんね。イングヴェイ・マルムスティーンなるスウェーデンのギタリストをご存知ですか?
超絶的技巧の持ち主として一部では有名ですが(実際、桁違いの速弾き奏法です)、歯に衣着せぬ発言でも有名。
その彼がインタビューで、「三大ギタリストにジミー・ペイジが入っているのは合点がいかん」と言ってました。
ですんで、一応は“世界的な定義”なんでは?と思いますが。
「現代の三大ギタリスト」なるものを定義したのも、ローリング・ストーン誌ですから、その点でも実証していると。
ちなみにそのひとり、ジョン・メイヤーに関しては、個人的には「?」。
デレック・トラックスは、「凄い!」と。あのスライド奏法は桁違い!弾いてる時のスタイルも大の好みです。
ちなみに、名前の“DEREK”は、クラプトンが結成したバンド、「DEREK AND THE DOMINOS」から。
彼の叔父さんの命名なんですが、“DEREK”は、“ERIC”のモジリ、すなわちクラプトンのことです。
それもあって、大贔屓しています。
(続きます)
Commented by s_masuzawa at 2010-04-19 08:12
>>starbucks さん(続きです)
イエローストーンはあのエリア全体が、世界最大級の超火山。
一部専門筋は、あそこがドカ~ン!といったら、小惑星衝突と同じくらいの被害が世界的に及ぶと警告を。
アイスランド火山の比ではないということでしょう。
釣り・観光はおろか、“生存”するどころのハナシではないということで。
活動自体、ジワジワと。日本にもありますがね、同じエリアが。
国としては、土壇場までその危険を公表しないでしょう、日米ともにです。
ヤバイといえば確かにそうですが、無理からぬことかと。
またのお越しを。
by s_masuzawa | 2010-04-14 23:59 | ◆モロモロ論 | Trackback(1) | Comments(10)

●牛や豚 ではやらないゾ 解体ショー


by s_masuzawa
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