■即、メーカーへ問い合わせ。対処法を2つ聞き、その通りに試みたのだがやはりダメ。修理センターへ送付する羽目に。購入してから1年と少し経過。無償期間は過ぎている。そもそもが廉価シリーズ製品ゆえ、「新規購入」の4文字がチラついたのだが、修理見積もり次第と“我慢”。
■実はワタシ、自分と少しでも縁をもった「モノ」に払う愛着心の強さ&深さでは人後に落ちぬと自覚。大切に使うというタイプではないが、簡単に買い替えに走るタイプでは断じてない。使えるうちは徹底して使う主義。
■ゆえに愛着度は増す一方。とりわけ、「モノ」の調子が悪くなると、さらに増しちまう。ほとんど擬人化しちまい、「オマエ、なんとか直したるワ・・・」などと優しげな声までかけちまう。こたびのプリンターにもそう言ってさしあげマシタ。
■さようなワタシとは対照的に、買い替え頻度の高い方々も、ぎょうさんおいでになる。まだまだ充分に使用に耐えるモノでも、躊躇することなく廃棄。ヒトはヒトゆえ、それもアリ。
■といいつつ、犬猫等のペットに対してもその感覚で接する“不逞の輩”も少なくないと、某TV番組で。それまで飼っていた犬猫たちを平然と“ポイ”するそうな。我、プッツン。「オレが五代将軍綱吉だったら、ソイツら、即刻シケイ!」と画面に向かって言ってさしあげマシタ。
■くだんのプリンター、わずか4日で戻ってきた。その前日に修理担当のオニイちゃんから電話があって、なんとまあ「故障じゃあありませんでした」と。原因はインク・カートリッジ。しばらく使っていなかったため、インクの“出”が悪くなっていただけだろうと。気が抜けた。「新品のインク・カートリッジに交換すれば問題ありません」とオニイちゃん。ついでに「できれば純正製品を・・・」と遠慮がちに。
■そのうえオニイちゃん、「修理じゃあありませんでしたんで、修理費用は要りません」と。素直に喜び、衷心より感謝申し上げた次第。「必ず純正品を買うよ」と一声添えて。
■で、早速、「純正品」を買いに隣市にある某大型家電量販店に向かう。4色セットで「3980円」ナリ。いつも購入する 汎用品 だか互換品だか再生品だと「2980円」ナリ。躊躇した。往生際の悪さでも人後に落ちぬなと改めて自覚。
■純正品のパッケージを手に店内をぶらつく。デジカメ・コーナーで、「1200万画素4倍ズーム」の某機種が、「8800円」で売られていていささかビックリ!10年ほど前、最初に購入したデジカメ機種、「400万画素3倍ズーム」(※当時としては“画期的”だった)で、14万円弱だった。
■感慨に耽りながらプリンター・コーナーへ。ズラッと並ぶ最新機種群を概覧しながら歩を進めていて、さらにビックリ!───したどころか、我が眼を疑った。とある製品(複合機種)に「5980円」ナリのプライス表示があったからだ。
■これまた10年ほど前、最初に購入した複合機、10万円弱だった・・・などと感慨に耽っている場合ではなかった。その機種、我が手に握る「3980円」インク製品の対応機種。す・な・わ・ち、インク代を差っぴくと、本体価格は「2000円」(!)となるからだ。
■迷った・・・どころではない。迷いに迷い、さらに迷って、アタマん中に複雑至極のラビリンス網ができ上がっちまった。
■「複数台 あって損せぬ プリンター」なる自前の標語がラビリンス網に響き渡る。実際、“お仕事”がやたら忙しかった頃には、2台どころか3台を保有。万一のときの備えとしてである。「心配性」という点でも人後に落ちぬこのワタシ。
■し・か・し・だった。その場で買えぬ事情があった。そのあと、ヤボ用あって都心に向かう予定だったからだ。電車にて、かさばるプリンター抱えて往復するわけにゃあさすがにいかぬ。しかも、その日のうちにプリントアウトする必要がほぼ絶対的に────。で、泣く泣く(ホントに、泣く泣く)、インクのみを選ぶ。
■ヤボ用済ませて夜8時頃に帰宅。早速、インクをセットしようとしたら、インクがすでにセット済み。“アレレ?”となるワタシ。修理センターに送る際、汎用品 だか互換品だか再生品だかを抜き取ったうえで送付したからだ。
■しかもそのインク、純正品!“なんで?”となって修理センターに電話したところ、な、な、な、ナント!純正品をセットしてくれたまま送り返してくれたと判明。あまりのサービス振りに我、絶句。だってである。修理費用も無料、しかも、送料までもがメーカー持ちで、ほとんど新品のインク・セットまでもサービス!ありえんだろう、フツーは。
■さてさて、そんな経緯があったワタシ、先の量販店にこれから出向こうかな?と。「5980円」機種を購入しにだ。といいつつ、素直に買う気は毛頭ナシ。条件提示。「インク・セットはこないだ純正品をオタクで買ったばかりだから要らん。ソレ差っぴいて、2000円にしてくんない?」。ダメ元でアル。そういう点での“イケ図々しさ”でも人後に落ちんなと重々自覚。
■さあて最後にひとつ。やたらサービスよろしく、まさに「ユーザー・オリエンテッド」を地でいく、くだんのメーカー(様)の名を明かしておこう。 『EPSON(様)』である。下写真はその本社フォト。同社HPより拝借。
■時計は「SEIKO」、プリンターは「EPSON」。“ふるさと”への愛着心では人後に落ちぬどころか、“世界イチ”と自負する我がオリマス。
by s_masuzawa
| 2010-11-27 17:14
| ◆モロモロ論