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◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

464.『フライの雑誌』最新号発売中

   ●10月4日(火曜日)未明に(一応)後半部も記述し終えマシタ。読んでくだされ~

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コレ、大根の新葉。2週間ほど前から、秋冬野菜の種蒔きを。最も成長著しいのが大根。種蒔き3日後には一斉に芽が。しかも歩留まりほぼ100%!あな嬉しや!である。
右上に見えるは、折りたたみ椅子。近隣の家庭菜園主の皆サン、畑内に必ず椅子を置いている。農作業の合間に一休み。なぜかその光景が気に入って真似した次第。その椅子に座って、先頃発売された 『フライの雑誌』最新号(Vol.94)を読み耽った。
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表紙デザイン、秀逸!「あなたのフライボックスはなんですか?」に対するワタシの回答はといえば、「オカズ入れです」と。ワハハ!
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今号の特集は「フライボックス」。壮観至極ナリ。「懐かしさ」と「驚き」、「首肯」と「後悔」の連続デシタ。フライフィッシングなるアソビ、やっぱり「FLY」こそが極めつけの命脈と再認識。フライボックスってえ“容れ物”は、『家』そのものですね。嗜好性や機能性を超えた歴史感・思想性が端的に表れますから。ちなみに現在のワタシのメイン・ボックスは・・・言わぬが無難ってえところで。
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松井真二さんの『パニック・ライズ』、コレ、めちゃくちゃエエ!この方、ちと斜に構えたコミカルな味が“ウリ”だったのだが、今号ではモロに正攻法。すなわち直球勝負!それがまたスピード、コントロールともに抜群!
ありきたりの単なる釣行記なんぞではなく、ドキュメンタリー性がスゴイ!のだ。とりわけ、「ライズまで40cm ライズまで30cm ・・・・・」なる表現手法。コイツには感心しきり。かような手法、初見聞だが、臨場感と緊張感を一気に高めるに成功している!拍手モンですワ、コレ。
それにしてもまあ松井さん、“変化球”のキレも凄ければ、直球の威力も抜群、さらにはインサイドワーク(=企画構成力)にも長けているとは!ひたすら感服申し上げる次第で。
しかも、“中身”の濃度もひじょうに高い。驚きのシチュエーションと釣り方が紹介されています。しかしまあ、ソレを見事に成立させるとはねえ~。ワハハである。
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カブラー斉藤さんのお得意な球種はといえば、「ナックルボール」。ボールの軌跡もスピードも投げるたびに変わり、おまけに、どこに到達するかは投げた御本人も分からんわけで、それがたま~にデッドボールとなって物議を醸すハメに。ワハハハハ!(・・・とばかり笑ったところで続きは後日。深夜のスカイプが入りましたんで今夜はここで失礼をば・・・)

日も変わって<続き>をば。

そんなカブラー氏、今回は直球主体。世の“禁煙ファシズム”、“魔女狩り”ならぬ“魔煙狩り”風調に対し、際どい内角攻めをビシビシと。御本人が今年になって喫煙を止めた・・・にもかかわらずの論調に説得力が。例のイノブタ厚労相も、本人がヘビースモーカーにもかかわらずタバコ増税を喚くのなら、まだ得心がいくということだ。
「喫煙権」なんてえモンが成立しえないのと同様に「嫌煙権」なんぞも成立するわけがない。そもそも「権利」なんてえものはない────と言い切るカブラーさんにいたく共感を。
しかし、「峰」を喫っていたとはねえ~。ワタシは「echo」を喫ってますがね。他の3種の銘柄とともに。
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グラビアには、島崎憲司郎さんプロデュース&ディレクションによるフライ・エキジビション(展示会)のレポートが。展示会タイトルは『人が作る虫』。今夏、茨城県立茨城自然博物館で開催された『昆虫大冒険』なる企画展の特設コーナーで展開されたもの。そこに至るまでの経緯は コチラをクリック、企画展も含めたレポートは、 コチラをクリックのほど。
島崎さんの新作パターンを中心に展示。しかも単なる展示ではなし。『行動展示』と銘打った実にユニークにして、「フライとはナニか・どうあるべきか」なる命題に対する回答への具体性・暗示性・照射性に富む展示法を考案・具現。コレ、島崎さんならではの「こだわり」と「サービス精神」にも満ち溢れたモノで。
かようなコトができるのは、後にも先にも島崎さんのみだろうや、この地球上で。今号のグラビアを凝視するだけでも、その点が鮮明に分かるハズ。アクリル水槽の活用には、ゾクッときましたねえ。
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コレ、牧浩之さんの連載ページから。
牧さん。「ビーコン・ベージュ」をよくぞご紹介くださいました。「英国のアダムス」・・・というより、「アダムス+クイルゴードン」かもしれませんが。ちなみに、P.ディーン氏のパターンでは「シャドウ・メイ」がイチバンのお気に入りで。いつか紹介してください。あのウイング・デザインはエエでっせ!

(まだまだ続く・まだ続く)
●以下、10月4日(火)未明に記す─────

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水口憲哉さんの連載『日本釣り場論(vol.68)』。先号に引き続きテーマは「放射能汚染」。ページを開くと空気感がガラッと変わる。「釣り場と放射能汚染」。無縁ではないだろう。がしかし、水口さんが展開する論は、さような位相を超えたモノ。あまた流布する同種の論の中で白眉といっていい内容だ。限られたスペース一杯に“これでもか!”とばかりに記載されている注釈内容も極めて濃い。
今号のタイトルは『“放射能汚染時代”の魚の選び方』。副題は「国が決めた暫定基準値『500ベクレル/kg』を疑え!」。水口さんによれば、クロマグロと「築地市場」は全く検査対象になっていないという。いつぞや細野とかいうアンチャン大臣がのたまったように、コクミンの不安感を助長させたくないという“思いやり”なんでしょう~きっと。「国」ってアリガタイですね!皆サン。ワハハのハ!

先号で水口さんは「制限値(基準値)が500として、499と501にどれだけの差があるのか」とズバリ核心を。この「500」なる数値は、いわゆる「閾値」ではないのである。
10日ほど前、福島県某市産の新米からこの「500」なる数値が。あくまで予備検査で本検査待ちといえど“致命的”。仮に「499」だとしたら印象・心象の類がガラッと変わるというものではあるまい。「400」でも「300」でも同じだろう。
かような数値を俄か処理的に設定する無責任さに注目しようじゃあありませんか。「20km圏・30km圏設定」も全く同一。100kmどころか200km(も)離れた一部地点がホット・ゾーン化しとることもそのひとつ。放射性物質の拡散は波紋のように同心円状に広がるわけではない。それも一律に広がるわけがないにもかかわらずの短絡を犯し、修正する気配すらナシ。
その避難圏内のほぼ半分エリアより、ずっと数値の高いエリアが他県にもいくつもあるようだが、そこの住民に対しては、「避難」の“ひ”の声すらかからない。

先頃、極めて“控え目に”公表された関東一円の汚染度MAPとやらを見ると、その点がよく分かるとともに、「FUKUSHIMA」(&その近隣エリア)だけが集中的に“風評被害”を受ける不合理性がよう分かる。“コレ、ちとヤバイな・・”と、ノーテンキなワタシもさすがに・・・で。SAITAMAも、たぶんTOKYOもでっせ。TOKYOは現時点で、なぜか未公表─────コレもまた“思いやり”なんでせうかねえ~。

オシマイに他の印象に残った記事を─────。

樋口明雄さんの『猿の手』。“オモシロ~!”だった。ホラー調短編なのだが、後味がよろしい。ホッとしてほのぼの感が。ワタシ、なべてハッピーエンドが好みナリで。
しかも、ワタシ風情が評するのもナンだが、プロット&筆致ともに秀逸。“さすが、『プロ』は違うなあ~”と改めて感じ入った次第。

もひとつ。巻頭記事が定位置となった(感のある)残間正之さんの連載。残間さんが「パニック障害」だったという点にいささか驚かされたが(※ワタシも「満員電車」が大の苦手なもので、30年前から)、いたく共感を覚えた記述が。引用させていただこう。
「ブラックバスやブルーギルに対して、『駆除』という言葉が使われている。まるで物と同じ扱い。邪魔だから排除するという考えなんだろうけど、この言葉には生き物に対する尊厳やら畏怖の気持ちがまるでないように思う」
全く同感。拙ブログでもかなり以前からたびたび記載。いわゆる「ブラックバス・ブーム」の頃から、それに浮かれる皆サンには舌打ち繰り返していましたが、ソレとコレとは全く別。
秋口になるとアホなテレビ局が揃って必ずネタにする「スズメバチ駆除」。即座にチャンネル変える我がオリマス─────だいたい、必ず冠にくっつける「殺人蜂」なる形容、表現としては「貧弱」の極みにして、感性としては「バカ丸出し」の酷さでしょうや。トラやワニやサメを紹介する際には、「人喰い」。笑っちまう。
そのノリで構わんから、「パンダ」(とかいう“愛玩度”ではナンバー1なれど実は生きてるクジャクをバリバリ食っちまう“冷酷猛獣”)や「芦田MANA」(とかいう顔がツブれ気味のアノ異様なまでにこまっしゃくれた“ガキムスメ”)、ついでに「東電」(とかいう「エクセレント・カンパニー」どころか“エセ・カンパニー”振りを露呈しまくり、この期に及んでも不都合な情報の隠蔽を繰り返す“サイレント・カンパニー”)あたりにピッタリの形容詞をつけてくだされやで、このワタシのモノ以上のとびっきりのヤツを。ワハハハハ!で、オシマイ。
by s_masuzawa | 2011-09-29 23:07 | ◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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