◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

532.<祝100号>その3 「オマージュ論」

下記事(※No.530)ならびにさらにその前記事(※No.529)の<続き>です。とは申せ、テーマ的にはほぼ完全に独立した記事ゆえ、その2つをお読みになられなくてもダイジョウブ。「半沢直樹」も「あまちゃん」も途中から観てもさほどの問題が生じないのと同んなじで。できれば、「最初」っから見た方が、より理解と面白みが増すという点でも同んなじですがね。ワッハッハ~!
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コレ、下記事の最後で紹介した「特集2」の本文部分から。最初にこの『フライの雑誌 100号記念号』を手にし、パラパラッとばかりに開いていた際、このあたりのページで“レレレッ!?”となって手が止まる。既視感的な感覚が生じたからだった。
即座にページを遡って本文部の冒頭部に。そこを読んで、デジャヴ現象ではなかったことが判明。同時にニタッとする。今度は、30年ほど前にタイムスリップした感覚が─────。
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その冒頭部。企画趣旨・概要が。そこには30数年前に発刊され、当時のワタシがそれこそむさぼり読んだ、とある書の書名と、その中に掲載されていたひとつの編集記事のことが記されていた。オマージュなんである、『フライの雑誌』2代目編集発行人である堀内正徳さんの同書と同編集記事に対する。

それゆえ、コンセプトも同様なら、「質問事項」も同企画に賛同・参加したアングラーの数も同様(※「41人」と「43人」)、さらにはレイアウトを始め写真のサイズ&位置等も。意図的に“酷似”させたんだろう、間違いなく。

ワタシ、「ヤルなあ~堀内さんよ!」と思わずクチにしたのち爽快に笑った。で、笑いながらふと気がついた。“コレって、ひょっとして・・・・・!?”

その書は、『ザ・フライフィッシング』(アテネ書房:1980年刊)なる書である。ハードカバー・B5版・250ページを超える大著。現在では入手難(みたい)。フライを始めてまだ数年程度だったワタシ、震えがくるほどの感銘を。ハマりにハマった。とにかく内容面での充実度たるや半端じゃあなかった。あまたの執筆者が勢ぞろいしとったが、いずれの皆さんも文章がエラくご達者なうえ、記されている中身のレベルも異様に高かった。今日現在でも立派に通用するほどに。紛れもなく、我が国フライ史に残る至高の一冊である。

その中でも、こと「企画力」という点で一際光彩を放っていたのが、くだんの編集記事だった。ワタシ、繰り返し繰り返し何回むさぼり読んだことか・・・。

で、ぜひ拙ブログで写真を添えて、同書ならびに一部紹介を─────!と意気込んだんだが・・・・・手元にないということに気がついた。実は3年前の引越し時、蔵書類をあまたの段ボール箱に詰め込み終わったその翌日、突然、フライをたしなむ某(元)お嬢ちゃんが来訪。引越し荷物を少しでも減らしたいという思惑もあって、その段ボール箱の中で「フライ」とフェルトペンで大書したうちの半分ほどを持っていってもらったという経緯が。「きちんと全部、読破したまえ」と言い添えて(※たぶん50年はかかるかも。ワハハ!)その中に、くだんの書が、『フライの雑誌 創刊号』とともにまず間違いなく─────。

てなことはともかく、その『ザ・フライフィッシング』なる書の実質的な編集長的役割を、『フライの雑誌』の創始者にして初代編集発行人だった御方が担っていたということを最近になって知った。中沢孝さん。ワタシより少しばかり年下。にもかかわらず、ちょうど10年前の7月に逝去された。

同書では他のあまたの方々と同様、執筆者のひとりとして参加されているが、どこを開いても編集長的役割を担ったなどとは一言も記されていない(と記憶)。その後も同じ。亡くなられるまで、ご本人からその種の記述やコメントは一言もなし(と、これまた記憶。そもそも、中沢さんの右腕的存在だった堀内さんでさえワタシと同様、その“事実”を最近になって知ったようですからね)。歴史的大著を仕上げたというのにである。

ワタシの推測ながら、くだんの編集記事は企画からフィニッシュまでのすべてが中沢さんの手によるものだろう。そうに決まっていると勝手に断定。テイストというか「ニオイ」がまさしく“NAKAZAWA的”だからだ。そのぐらいのことは、『フライの雑誌』の創刊以来の読者にして、中沢さんとほとんど同世代、しかも仕事面では似たようなコトをやり、血液型も同じニンゲンだったら察知できるってえモンで。ハハ。

結論。先述した“コレって、ひょっとして・・・・・”の続きをば。“コレってひょっとして、中沢さんへのオマージュじゃあなかろうか!?”

ちゃいますか?堀内さん。発売時期もちょうどお盆前でしたし。ワハハハハ!

そう勝手に決めつけ、ほんの少しばかり胸がアツくなった浪花節ティックな我がオリマス─────改めて、『献杯!』と一応はシメといて、余韻的にオマケをば。

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43名の中に坂本雅也さんが。「そうか、坂本青年、39歳になったんか」と。知り合った当時、まだ20代の半ばだったハズ・・・コッチはまだ40代だったのお~とヘンな感慨に耽っていて、瑣末なことに興味が向いた。この『43名』の皆さんの年齢層である。で、調べてみた。

「30代:7名」「40代:22名」「50代:13名」「60代:1名」という結果に。70代(以上)がひとりもおらんのは構わんとして、20代(以下)がひとりもおらんのはちと寂しいなと。この結果だけで現在のフライ市場環境をウンヌンするのは短絡・・・と思いつつも、意外に端的に表していよう、現況を。
反面、40代が5割を占めているから、まっいいか・・・とも。60代以上が8割だったら悲惨でっせ(1名というのも寂しいんですがね)。もっとも、島崎憲司郎さんみたいな60代がぎょうさんおいでになったら、トンデモナイ活況を呈することでしょうが。しかし60代になって今なお進化し続けている島崎さん。『敬服』の一言です。

もひとり60代にもかかわらず、新たな目標に向かってご努力なすっている方が。かの渡辺隆さん。その「目標」とやらに関してはノーコメントながら、昨夜遅く、思いつくことあって電話を入れた。曰く、「『ザ・フライフィッシング』の表紙や中身の写真を、ケータイで構わんから2,3点撮って、そのまんま送ってくれんかや?」。快く応じてくれて即座に、送ってくださいました。「サンキュ~、ナベタカちゃんよ!」とこの場でも。
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ワタシの保有モノとの決定的な違い。表紙カバーが残っていること。「帯も確かどこかに保管してあるハズ」と渡辺さん。『敬服』の一言ナリ。そしてくだんの編集記事をば。
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この写真を見て、「そうか!写真じゃあなくイラストだったんだ」と。紹介フライ、繊細なタッチのイラストにて紹介─────。またまた熟読したくなりましたねえ~マジメなハナシ。

この<祝100号>なる記事、まだまだ<続き>が。たぶんあと2回にわたって別記事仕立てで。次の記事は『1987年』なる年をテーマに。実は、この年、ワタシにとってもエポックメイキング的な年でもありましてね。そんなあたりを中心に。「目標」は、「明日夜までに全て完結!」・・・といいつつ、このワタシ、島崎さんや渡辺さんとは全く違い、ダメな60代の典型ですんで、はてさて・・・・・。

今朝、イチローさんの『4000本安打達成』を生中継で観て、エラくご機嫌な我がオリマス。珍しく、朝っぱらから、「カンパ~~イ!」と。なんにつけ、「節目・区切りの数字」ってえのはメデタキもので。おしまい。

ついでながら、「秋田書店」は即刻消滅せい!でアル。我憤怒的激怒。いずれ、記事に─────



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by s_masuzawa | 2013-08-22 10:42 | ◆ふらいふぃっしんぐゴッコ | Trackback

●校門が 雲に覆われ 加計ゲート


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