◆てれび・しんぶん論

571.ら抜き言葉とテロップ表記

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●当記事、テレビの(字幕)テロップを題材に。上写真はそのためのもので、画面映像自体は関係ありません・・・と予め

さて初っ端から「言い訳け」。前記事末尾で記した(───というか、大見得きった)「フィギュア・スケートの芸術性論」、ゆえあって後日に。「長すぎ~~~~る」という点と、昨夜思いついたネタを即、記事にしたくなったほかの理由。Nさん、御免な!待っててたもれ。ワハハ!とはいえ、その新ネタ、やはり「五輪ピック」絡みでもあるんですがね。

昨夜、フジテレビ系で浅田真央さんの特番が。番宣で知った際、“レレレ?フジテレビ、宗旨替えしたのかな?”と。ま、視聴率低迷も打つ手なし状態ほかイロイロあったんでしょうが、“節操ネエなあ~”と嘲笑気味に。4年前なんざあ、キムヨナさんヨイショ!しまくりで、ソレも一因となって大規模なお台場デモが勃発したんですからね。

もっとも今日現在の日韓関係を鑑みれば、もしキムヨナさんの“特番”なんぞ組んだ日には「デモ」程度じゃあ済まされんでしょうが────(※なぜ、このテレビ局が隣国びいきかに関してはいずれまた。オモロイでっせ!と同時に、アホらしいでっせ!)。

浅田さんの特番、少しだけ観ました。インタビュー場面あたりを中心に。で、感じたことをもとに以下を。テーマは「ら抜き言葉」

こたびの五輪でも選手へのインタビューは当たり前に。で、気づいたこと。ほぼ全員が「ら抜き」。浅田さんも然り(でも許せる!ワハハハ!)。 予め断っておきますが、このワタシ、「ら抜き言葉」の否定論者でも推奨論者でもありません。“コウモリ男”です。

そんなワタシが、なぜ選手諸君の「ら抜き言葉」に気づくかといえば、コメントに同調させてテレビ画面下に必ず文字テロップが流れるからで。10年ほど前から完全に定着した方式ですが、そのテロップ、100%がきちんと「ら入り言葉」!NHKから民放全局まで完璧に実践。

たとえば、選手が「───来れました」と言えば、テロップは「───来れました」、同じく「───食べれました」とのたまえば、「────食べれました」という具合。徹底してます。やたら頻発するんで、見るたびに気になるし、気にならんほうがオカシイかと。

そしてです。この「ら抜き」傾向、こたびの五輪やスポーツ選手に限ったことではなし。街頭インタビューに応じる善男善女から、政治だの経済だの犯罪だの世事諸々に関する各種専門家も同様。全体的にはほぼ9割が「ら抜き」!

この「ら抜き言葉」、すでに大正時代から一部で問題視され、20年ほど前には当時の文部省で審議対象にもなり、結果は「(現段階では)認めない・認められない」でしたが、国の省庁が審議するくらい“重要な問題”となってはいるわけで。

個人的には、問題提議から100年も経っていて、現在、9割の皆サンが当たり前かつ実用場面で使用している現実を踏まえれば、文字テロップぐらいは「ら抜き」のほうが・・・・・と。(オカタイ)国のご判断はともかくで。

それに、文章表現が確立され始めた紫式部や清少納言の時代から今日に至るまでの間で、どれだけ「日本語」が変容してきたことかと。そういやあ清少納言サンも、当時流行り始めた「新表現=と抜き言葉」を痛烈に批判しとりましたが、その表現、その後ほどなくして完全に定着。さようなケース、枚挙にいとまなし(のハズ)。

また、本多勝一さんが30年ほど前の著書(※著書名忘却)で、「ら抜き言葉にこだわるのは方言に対する蔑視冒涜だ」なる旨ご指摘に。本多さんの生まれ故郷(※現在も在住)は我が故郷諏訪市とさほど遠くない長野県の伊那市。このエリアでは、「ら抜き」こそ「是」であって「ら入り」は「非」なんだそうで。

「ら入り」にすると、「可能」か「尊敬」か「受動」か「自発」かの違いが不鮮明になるためと(※「られる」なる助動詞はその4つのニュアンスを内含)。合理的理由ですわね。その伊那市周辺と同一文化圏にある我が故郷では、さてどうだったっけ?・・・と考えたんですが「不明」デシタ。「意識したこともない」と当時、我が親族連。

ここでひとつ動画を。MLBレッドソックスの上原浩治さんが昨年10月の「アリーグ優勝決定戦」でMVPを獲得した際のインタビュー場面。上原さんの「吐きそうでした!」なるコメントとともに話題になった御子息のインタビューにご注目。「アイ・ドントゥ・ノウ」と「エキサイテッド!」とふたつの返答をしますんで、そこに!



この動画制作提供者(の方)、「エキサイテッド」を「エキサイティング」と間違えてますね?しかしワタシがこの動画を取り上げたのは、その点を“笑う”ためではナシ。「アイ・ドントゥ・ノウ」のほう。

このシーンを当時、日本テレビ以外のテレビ各局はこぞってオンエア(※日本テレビは数年前からMLB機構と放映権契約をしてません)。その際、某局はその「アイ・ドントゥ・ノウ」のところを親切にもテロップ、それも英語表記で紹介。し・か・し・でした。その表記、ナント!「 I don't  no ! 。のけぞって大笑いしたこのワタシ。

その局、フジテレビ。それもニュース内ででした。番組終了時点でも訂正はナシ。誰~~~~れも気づかなかったんでしょうや、きっと。その後、どっかで訂正謝罪があったかどうかは、「 I don't know !。ハハ!

とはいえです。全般的にテロップの表記・表現は文法的に相当レベルが高いなと。気の利いた修正表現なども頻発させていますしね。コメントを発する方が文法的にムチャクチャだったりした場合などにです。アノ高橋尚子さんなんざあ、それでずいぶん助けられているような気が・・・ワハハのハ!テレビ局ご担当スタッフさん、ご苦労様デス!陰でボロクソに罵って溜飲さげておられることかと。ワハハ!

最後にひとつ。ソチ五輪の開幕前、インタビューに応じた10代の女性選手は、きちんと「ら入り言葉」でコメントを。それも2ヶ所。いささか驚くと同時に感心しました。高梨沙羅さんその人なり。「ら入り」のほうがやっぱり“美しい~”なあと改めて感じた次第。

見習って「美しい日本語」を心がけよう~!と決め(ることは決め)た我がオリマス。皆さんもぜひ!なあんてね。手遅れ・・・・でしょうが、全員そろって。ハハ!
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by s_masuzawa | 2014-03-01 17:19 | ◆てれび・しんぶん論 | Trackback

●自らも 守れぬ日本の 防衛相 (※写真は稲田デス)


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