■ワタシが小学6年生の時(※半世紀以上前デス)、「ナカヤマ君」なる極めて学力優秀な同級生がおりました。
■その年、全国規模で共通学力テストが実施。“わが国初の試み”なるフレコミにして、百万人単位の生徒が参加したと記憶してますが、そのトップの座に輝いたのが「ナカヤマ君」でした。
■すなわち「日本で一番」。むろん、周囲は空前絶後的な大騒ぎになりましたが、そのあたりは省略・・・・といいつつひとつだけエピソードを。
■朝礼の場で発表した校長センセイ、感激のあまりでしょう、嗚咽しとりました。2千人の全校生徒の前で。ワハハ!(※当時の都内公立小学校、一クラス50人以上で各学年300人以上が普通デシタ)
■その「ナカヤマ君」、中学でも高校でも学力トップ。大学は当然、(かの)東京大学に───と本人も周囲も、ついでにワタシも.
■ところがでした。「ナカヤマ君」やワタシの受験の年は、ナント!東大、入試を取り止め。その前年に勃発した、いわゆる「東大紛争」のため。
■あまたの東大志望受験生、どうしたかといえば、選択肢はふたつ。あくまで「東大」にこだわり、翌年を期して「浪人」を決意するか、京都大学等のいわゆる旧帝大系(ほか)に志望を変更するかのいずれか。
■「ナカヤマ君」が選択したのは後者の道。そして選んだ大学は、「東北大学」。
■その報に接して、東北大学に対するワタシや周囲の認識は激変。それまで、地味~~な印象しかなかった同大学、一躍「東京大学」と並ぶ“格付け”&ブランドに。なにせ「日本でイチバン」が選んだ大学ですからねえ。
■で、肝心の受験結果は?といえば、「サクラサク」。パチパチパチ!(拍手)。
■以上、半世紀近く前の、ラーメン一杯タバコ一箱が80円(!)だった頃のハナシでした。
■ハナシは、ラーメン一杯500円以上、タバコ一箱400円以上の現在に───。
■本日2月25日と明日26日の両日、東北大学では入学試験が実施。実はワタシの仲良し氏の御子息が受験。
■当然、最大限のエールなんぞを。“頑張れ!”なんぞとはクチが裂けても言いませんがね。
■ちなみにその仲良し氏の「姓」、「ナカ●●さん」。御子息もむろん「ナカ●●君」。「ナカヤマ君」と近いといえば近いですね、少なくとも「マスザワ君」よりゃはるかに近い。ワハハハハ!
■その「マスザワ君」も、実は東大受験したろ!と密かに企てとったんですがね。実家が東大紛争最大の“舞台”となった駒場東大の結構近くにあったのと(※学校や職場は近くがイチバンというのが我がモットー)、「(元)東大受験生」なるカタガキがひたすら欲しかっただけですが。
■そういう無意味に見栄っ張りな性分、いまだに変わらんなと改めて自覚しながら、「ナカ●●君」の御健闘ならびに吉報を祈念する我がオリマス。おしまい。
まもなく、桜が咲きますね。梅は咲き誇ってますんで。
by s_masuzawa
| 2016-02-25 23:55
| ◆モロモロ論