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◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

20.“Bumble”

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下の記事の続き風。右のフライは「ダンケルド・バンブル」。有名なウエット・パターン『DUNKELD』のバンブル・バージョン。 “Bumble”と聞いてもほとんどの方はご存じないだろうが、英国ではリザーバーや運河等で多用されるかなりポピュラーなタイプである。簡単に言えばボディ・ハックルを密に巻いたモノ。ファイバーも長め(のものが多い)。モノによっては2枚のハックルを巻くこともある。それも色違いをだ。純粋ウエットではなく、英国では「DRY/WET」なるタイプ・カテゴリーに。
この「DRY/WET」なる概念は近年になって生まれたものだが、そもそものルーツは「パーマー・ハックル型」。このタイプは17世紀初頭に考案されC.コットンの『釣魚大全』でも紹介されているが、“Bumble”はその正統型継承タイプと言われている。すなわち“血筋”がヨロシイわけで。
通常のダンケルドに比べれば浮揚力はむろん上。絶対浮力、浮揚持続力ともにだ。ダンケルドというと少なくとも我が国では古くからイブニング用に多用されてきたが(とりわけドロッパー用に)、打ち返しを何回も繰り返した後よりも2、3投目ぐらいまでに“ガバッ!”と来るケースが実は圧倒的に多い。それもリード・フライではなくドロッパーに使った場合にだ。自身の(少ない)経験とあまたの面々のあまたな経験をリサーチした結論。ちゃんとした『理論付け』が可能。むろんそのための仮説をもとにリサーチを重ねたのだが。詳しくはいずれ気が向いた時に──。ただ、「ダンケルド・バンブル」のほうが「ダンケルド」より効く(ハズ)ということだけは記しておきマスデス。理論上も(おそらく)実際も……。
なお、写真のフライ、チーク用のジャングル・コックを付けるのを忘れてしまった。写真撮影時、ファインダーを覗いていて“アレッ!?”となって“いけねえ!”となったんだが“このまんまでイイワイ!”と相成った次第。“忘れた”といえば左のフライ。なんで「ダンケルド・バンブル」と一緒に撮影したのかを忘却。数年前、著書用に撮ったモノだが結局は未使用だった。
さらにはフライ名も忘却。確かゲーリー・ボーガーさん考案の「ローライダー・なんとかウイング・かんとかフライ」。ウイング材のファイバーをタイイング時に指でズラしてどうのこうの……。後日調べ改めて記載するつもりの我がいる(ついでに、「ウエット」もきちんと機能を踏まえた上でデザインすべきだよ、そうしないから“単なる塗り絵”と失笑されちまうんだぜと言いたい気分の我もいる)
by s_masuzawa | 2005-11-27 16:07 | ◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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