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◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

19.(独りヨガリの)HONEY DUN

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下記『フライの雑誌』で当方、スタンダード・ドライのプロポーション・ゲージについて記しているが、その参考写真。このタイプの本来の機能にして、ポテンシャルを最大限に高める「三点支持によるハイフロート」を可能にするには、ハックル&テールの長さにこだわる必要が当然ある。しかしながら巷間言われてきたその長さはあまりに曖昧&恣意的にすぎた。過去当方、何人ものエキスパートだのプロだの“パイオニア”だの“元チャンプ”だのに「なぜテールとハックルはその長さ?」と直接問うた。回答は「昔からこうだからデス」「美しいからデス」「本にそう書いてあったからデス」「何となく……デス」etc。“アンタ、バカか。恥じをしれや!”と心の中で何回も毒づいた。たまにはっきりクチに出したこともアルな──。ハハ。
フライも釣り具。釣るための機能を最優先にしないでデザイン決めて、やれ“美しい”だの“バランスがイイ”などと独りでヨガるのは(“日本のウエット”などその典型。笑止!)、耐震設計を優先せずして作ったマンション(もどき)を片っ端から売りまくった低劣デベロッパー屋と大差はない。ハリボテ作って独りでヨガるオソロシサよ!
写真のフライはヘン・ハックルを使用。ゆえにハックルもテールもコック(ルースター)の場合より若干長め。ファイバーが柔軟だからである。その分、フッキング性能は上(だろう)。水面膜も破りにくいゆえ違和感も少ない。作り出すライトパターンも“より自然”──と言うことなし。 ゆえに当方、ヘンを多用する。
写真は『ハニーダン』なるパターン。全部の部位がハニーダン・ハックル使用。ボデイもだ。当方、ハックルの中でこのカラーが最も好きである。それも現在極めて希少にして入手困難な“ホンモノ”のハニーダンがだ。
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左がソレ。これはコック。ワタシの“宝モノ”(のひとつ)。数年前、かの島崎鱒二さんに判別をお願いしたら、「紛れもなくハニーダン!どこで手に入れられたのですか?」と興奮気味かつヘタな英国貴族(や日本の一部皇族)よりはるかにエレガントなノリで感心(&歓心)して頂いた。“デヴォン州のイングリッシュ・ゲーム・コックを特別なルートで、ハイ!”と言いたいところをグッとこらえて、「内緒デス」と申し上げた。
島崎さんによれば、ハニーダンの定義はハルフォードの時代から侃々諤々たる論議の的だったそうで。そうした経緯を経て至った定義。「光りにかざすとファイバーは黄金色に輝き、しかもところどころにブルーの霜降りが。そしてストークとストーク周りのリスト部(ファイバー生え際のウエブ密集部)がブルー」。写真をご覧下され。ところどころにブルーのラインが走ってますでせう?正真正銘“HONEY DUN”。あなたがお持ちの「ハニー・ダン」をチェックしてみてはいかがで?“もどき”が多数出回っているようですから、“ハリボテ・マンション”以上にね──。
ちなみに、写真のその他のハックルは左から「ダン」「ブルー・ダン」「ライト・ブルー・ダン」。いずれも『E.G.C』(のハズ)。眺める度にウットリし“美しいのオ〜”と独りでヨガる(恥じ知らずの)我がオリマス
by s_masuzawa | 2005-11-26 05:31 | ◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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