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◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

258.とあるCMに出演!(することになった私愛用のモノ達)

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フライボックスを整理した。というより、きちんと&ビッシリとフライを並べた。それもタイプ&パターン別にである。久しぶり――というより、確か7~8年振りだろう、ヒト様にお見せしても笑われない状態のフライボックスに“戻る”のは。今までは、こんな状態デシタ。
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食品用容器に“ゴッチャ混ぜ”状態だった。これでなんら不自由してなかったにもかかわらず、きちんと整理したのにはもちろん理由がアル。CMディレクター(も)やってる友人からの依頼で、とある食品メーカーのテレビCM用に貸して欲しいと頼まれたからだ。中年男性の書斎の一画に“タイイング環境”を作りたいからと。デスク上を飾る小物が必要。バイスを始めツール一式から適量&数種のマテリアル、そしてフライ&フライボックス、さらには関連書物を数冊、“見栄え”用に。
通常、かようなケースの場合、新品を揃えるのが常なんだが、「中年男性=ベテラン・フライ屋」との設定。使い込んだモノが絶対に――!との意図でワタクシめのところに依頼が。
どうせなら、フライに全くご縁のない善男善女が大多数を占めるテレビ視聴者層に少しでもフライに興味を抱かせたいと考えた当方、最低でも、ビッシリとフライが詰まったボックスが数個は要るだろうと。それもだ、キンキラ系ウエットをズラッと並べて見せれば、少しは‥‥‥だろうとね。こういうヤツでございます。
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“コケ脅し”には最適のこの種の“成金ウエット”、フライやってる方々の中には、イロイロあって(必要以上に)毛嫌いする方々も少なくないのだが、逆にそういう方々が“ご贔屓”になさるフライってえのは、ほとんどのテレビ視聴者サンにとっては、「ナニ?これ」と思われることすらもないほどに、ローインパクトであるのでアル。こんなヤツがソレだ。
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いわゆる“なんとかイマージャー”、“かんとかピューパ”“CDCどうたらこうたら”の類である。ここ10数年、フライ界の最前線で“華々しい”活躍を続けてきたフライ群だ。が、しかし、コレを『華』と見る&感じるのは、あくまでフライ界の感覚にすぎないんであって、一般人からみれば、『ゴミかホコリ』の類に見え&感じるハズだ。テレビ桟敷の善男善女の大多数はその一般人。北京五輪とやらに煽られて、ボーナス一括払いで買った薄型大型画面系受像機で、ゴミやホコリを見て喜ぶヒトはヒトリもおらんだろう~。
『ニンゲン』も然り。フライファンの皆さん(の一部)が、『華』だと思ってチヤホヤしとるヒトの中には、一般&世間的に見れば、“ハナ”はハナでも『鼻ツマミ』的な(すなわち、「社会性」が低すぎるということナリ)小汚いオッサンにすぎん場合もあるかもしれないのでございます。godzillaさん。同感しきり――かなと。ワハハのハ!
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バイスはたぶんこんなカンジで登場するハズだ。フライのヘッド部に赤いスレッドがボビンとともに垂れ下がる(予定)。まあ、見てのお楽しみに――といったところなんだが、小道具として登場する(ハズの)書物は分厚い洋書が数冊。一冊は英国の書。背表紙にも大きく、“FLYFISHING”の文字が。コレ、たいそう目立つ。吉永小百合さんご出演のJR東日本だかのCM,吉永サンに一言でいいから、「フライフィッシング」と言ってほしかったなあ~と。それだけで、天と地ほどの差が――。ワタシがちょこっとでもカラんでいれば、絶対に!だったんだけどさ。
ちなみに邦書も2冊。一冊は島崎憲司郎さんの(歴史的)大著『A FLYFISHER'S VIEW』(フライの雑誌社刊)。もう一冊は‥‥‥‥(大和帝国社、もとい。山とケイコク社刊)。ワハハハハってなもんで。これまた、見てのお楽しみに。てなこと言ってて、どれもこれも全く登場しなかったりして。そしたら大笑いだねえ~。大笑いしながら、くだんのディレクター氏、ドツキまくるだろうがさ。なにせ、フライを整理して並べ(まく)るのにほぼ半日を費やしたゆえ。それもピンセット使わなくちゃあ、つまむことすらできんような、“ゴミ&ホコリ”を数百本も一本一本丹念に――だったゆえ。これから、マーボー豆腐を食べる我がいる。おしまい。

●オマケ
『フライの雑誌』には創刊号以来続く『隣人のフライボックス』なる好評連載が。一度たりともハナシが来ないんだが、来ても、ちょっと待てよ‥‥的状態ではあった。“今”なら、そんなことはない。もっとも、『隣人の――』というより『変人のフライボックス』になっちまうだろうがね。オシマイ。

by s_masuzawa | 2008-07-05 19:39 | ◆ふらいふぃっしんぐゴッコ

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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