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◆世事ひょうろん

350.「手に当たった」と「手で当てた」

ちょっと前のこと。NHKニュースのスポーツ・コーナー。アナウンサーがこうのたまった。「――アンリ選手の手にボールが当たり――」。瞬時にワタクシ、こう毒づいた。アンリ選手が手にボールを当てて――だろうが!このバカ!」。バックには、あの例のシーンがスロー映像で流れていたが、アレ、どう見たって、偶発じゃあなく故意。NHKアナのコメントも間違いなく“故意”――すなわち、意図的なモノ。
NHKってえのはホンマ、こういうところが“カンリョウ主義的ノリ”ゆえ大キライなんだよなと、20数年前、当時のNHK(ボンクラ)会長宛てに配達記録便にて檄文風抗議文・兼・オチョクリ風意見書を贈った(送った)我呆れる――てなことはともかく、その後、国際蹴球連盟会長とかの記者会見シーンが。このボンクラ風オヤジ、「今後“も”ビデオの導入はやらない」と明言した後、かようなコメントを。「サッカーは社会的、文化的、教育的価値があるスポーツなので・・・ウンヌンカンヌン」「どっかの国の某釣り団体のノウガキ以下だぜ!ワハハハハ!」デシタ。

しかし、あの試合、もしフランスが“被害国”だったらどうなっていたんだろうとふと。さらに、被害国が南米の国、とりわけブラジルやアルゼンチンだったら今回と同じ展開になっていたんだろうかとふと。ヘタすりゃあ、『戦争』勃発していたっておかしくないと。社会的・文化的・教育的価値なんぞ凌駕して余りあるほどの価値を有している――どころか、国として民族としてのアイデンティティそのものですからねえ、とりわけその両国あたりは。
『国辱』ってえのはそのアイデンティティ否定感覚そのもので。そして国や民族挙げての『戦争』勃発の最大要因に。「利害」なんぞは表層要因にすぎませんや。ホニャララ団の抗争も、個人同士のケンカも実は全く同じでゴザイマス。
今年を振り返ってみると、個人的には実におだやかな一年だったなあ~とふと。他人様の“ケンカ”には少しばかり介入いたしましたがね、きちんと「弱者サイド」に立脚して。
フランスとアイルランド。国力等で比べたら明らかに後者が弱者だろう。同情とシンパシィを禁じえない我がオリマス――ついでに、“被害国”が逆だったら、「ザマアミロイ!」で済ませた我もオリマス、ワハハのハ!
by s_masuzawa | 2009-12-03 22:15 | ◆世事ひょうろん

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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