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◆世事ひょうろん

368.吠える犬・噛みつく犬と振る尻尾

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20数年前、住いを杉並区阿佐ヶ谷から日野市に移した際のハナシ。飼い犬、それも外犬がやたらに多かったんである、ご近所に。某私鉄駅前のちょっとした商業区域を抜けて住宅街に。そこから拙宅までのほんの200mの間に、10余匹の犬が。そのうちの7匹が吠える、ワタシのみならず、その前を通行する誰彼となくすべての人間に。
突如、吠えまくられるとさすがに“ドキッ!”。女性や子供らが、おののく様子も幾度となく目にして、一計を講じる気に。その案、効果テキ面だった。ソーセージを贈呈したんである、通るたびに、しかも、ちょこっと齧ったヤツを――。
1回でダメなら2回、3回。やがては7匹全員、“従順”に。吠えなくなったどころか、うち数匹はワタシを見ると、尻尾を振るまでに。ワタシ以外の誰彼にも尻尾を振るほどではないにしても、少なくとも、キャンキャン吠えるのだけは納まった。『共存共栄』。

現在の地。お向かいに一匹の犬が。昼間は玄関横に寝そべっている。このお向かいのオトウさん&オカアさん、何かとワタシに親切に。自家製野菜やら漬物、ひいては岩魚だの餅なんぞを定期的に持ってきてくださるわけで。たま~~~には“お返し”を――そう思って、贈呈物をご持参申し上げると、その犬、半端じゃあない勢いでワタシに向かって吠え立てるのである。小型の雑種犬。恐くもなんともないのだが、そのたんびにオトウさんにこっぴどく叱られるのが、見るに忍びない。で、“ソーセージ作戦”を――。
効果は絶大だった!――と言いたいところなのだが、以前とは違う(大)問題が。それまでは、ワタシがお向かいを訪問しなければ吠え立てることはなかったのだが、今現在は、ワタシの姿を見ただけで吠えまくるのである、それも尾っぽを懸命に振って、興奮したノリで。つ・ま・り、『催促』するわけなんである、ソーセージを・・・。正直、ヨワッタなあ~で。(続く)

田中角栄さんは、自ら率いた派閥議員のみならず、他派閥の議員にも『現ナマ』を惜しみなく贈呈なさることで権力強化を。頂戴した議員、まず確実に“従順”に。「議員に現ナマ」、「犬にソーセージ」である。その角栄さん、こうボヤいたことが。「オレの顔を見るや、すぐに尻尾振ってくるヤツはダメだ」。お向かいの犬を見るたびに、角栄さんを思い出すワタシ。
目先の現ナマ(だけ)ではなく、角栄流錬金術・集金術のほとんど全てを継承・頂戴したのが小沢一郎サン。その小沢サンの周辺が騒々しい。ゼネコン絡みとなると、思い出すのは角栄さんのイチの子分にして小沢サンの後見人だった金丸信サン。ゼネコン9社(他)からのヤミ献金で割引金融債なんぞを大量に購入して私腹を一生懸命肥やしていた・・・までは、まあヨカッタんだが、それがバレちまって結局は逮捕。容疑は脱税。1993年のこと。これを契機に、政界を揺るがすゼネコン汚職事件に発展。
金丸逮捕の報を受けた贈賄側のゼネコン各社トップの反応が面白かった。某大手ゼネコン社長はこうのたまった。「あんだけの金をフトコロに入れて、所得税を払わんなんて不公平だ!」「そういう問題じゃあないだろ?アンタ・・・」でアル。
こうのたまった某社社長も。曰く。「政治献金のつもりでいたら自分の蓄財に回していたとは・・・・。アホらしくて開いたクチが塞がらない」。このヒト、ゼネコン最大手「鹿島」の当時の社長。元国土庁(現国交省)水資源局長なるカタガキ保有者。元官僚ならではの、ズレ方でアル。数年前にアノ世に逝ったが。元水資源局長のカタガキ活かして、三途の川を無事、渡れただろうか、ちと心配に(ならん。ワハハ!)。
今回の小沢サン騒動でも、「鹿島」の名が。小沢サンがもし逮捕となったなら、さあて現社長、どんなコメント残してくれるのか、皆サマもご注目を――と記していたら、ニュース速報が。「石川知裕議員取調べ逮捕へ」と。こりゃあ、オモロクなりまっせ!

小沢サン、つい先日、どっかのドウデモイイような集まりで、今回の騒動に関し、「――コクミンの皆サンはきちんと理解してくれています。ウンヌンカンヌン」と、いけしゃあしゃあのたまった。先月には、政府首脳陣を前にして、なんかのドウデモイイような政策施行をゴリ押しする際、「――コクミン全員が望んでいます。ウンヌンカンヌン」と、これまた、いけしゃあしゃあとおっしゃった。
その点を、テレビ各局のキャスターやらコメンテーター連中、ああだこうだ責め口調で口撃していたが、この「コクミン」ってえのは、我が日本国民じゃあない。チュウゴク・コクミン。そう認識すりゃあ、腹も立たん。

ワタクシ、個人的に小沢サンに感謝している点がひとつだけある。子供の頃、歴史の授業で習った「遣隋使」「遣唐使」御一行がどのようにしてチュウゴク皇帝に謁見したのか、その様子がどうしてもイメージできなかった。
以来、40数年、前頭葉全体が薄いベールに覆われたようなスッキリしない気分をずっと抱き続けてきた。ところがだった。小沢サン、そのベールを払拭してくれたのである!アリガトウ~小沢サン!600名もの随員引き連れての大デレゲーション。“皇帝サマ”と握手する民主党議員全員の尻部に左右に振られる尻尾が見えたのは気のせいかもしれませんが。
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もっとも、「検察」だって所詮、“権力の番犬”にすぎんし、典型的な“カンリョウ”だ。尻尾だってちゃあんと。あまり振らぬし、吠えずに突如噛み付くのが得意――と記していたら、たった今、石川議員逮捕の報が。次に噛み付かれるのは、はたして・・・・・やたらワクワクしちまう我がいる。ワン!&ガブッ!わはははは!
by s_masuzawa | 2010-01-15 10:55 | ◆世事ひょうろん

●超天才 羽生で最後 違ってた


by s_masuzawa
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